めだまやきブログ

人生のターニングポイントの乗り越え方

葬儀ブログ第5回 葬儀の流れはどうなるの?

こんにちは。40代前半のサラリーマンです。

父が余命宣告を受けてから「長男だから!」ということで、喪主を務めることになった私の体験談をもとに葬儀の事について、初心者向けにシリーズでお伝えします。

 

葬儀ブログ④で以下の流れについてお伝えいしました。

①病院で亡くなる→②葬儀社に連絡する→③安置するという流れで、自宅に安置したわけですが、今回は葬儀の打合せをして実際に葬儀を終えるまでの流れを説明したいと思います。

1.葬儀の打合せ

葬儀会社と通夜・葬儀を打合せと見積もりを作成してもらいます。葬儀は儀式を行うとどうしてもお金が大きくかかってしまいます。急にご逝去された場合は準備をすることは出来ませんが、余命宣告を受けたのであれば事前に葬儀会社に相談をして見積もり金額がどのようになるか知っておきましょう。

 

私の場合は一般葬で100名ぐらいの参列を予測していましたが、120万円ぐらいの金額でした。突然120万円を支払わないと葬儀出来ないと言われると・・・・、結構大変ですよね。

 

この打合せでは、葬儀規模の大きさや必要な商品を選ぶことになります。
またこの後の流れについてアドバイスをしてもらうことになります。

 

2.納棺(のうかん)

故人様の髭剃りや化粧を行い、仏衣(ぶつい)に着替えを行います。着替えが終わったら棺に納めます。

また納棺の前に、ぬるま湯で故人を拭き清めることを「湯灌」といいます。

最近では「故人様を生前の姿により近づける技術」として「エンバーミング」を行うケースがあります。エンバーミングとは、ご遺体の保存・防腐・殺菌・修復を目的ご遺体に対する特殊な処置のことを指します。

 

「湯灌」や「エンバーミング」は納棺のオプションとなることが多く、別途料金になる場合があります。直接お体にしてあげられることは最後になりますので、後悔が残らないようにしましょう。

 

3.通夜

①遺族・親族一同着席

②参列者着席

③僧侶着座

④読経→焼香

⑤喪主挨拶

⑥通夜振る舞い

 

上記が仏式の葬儀の一般的な流れです。

儀式については葬儀会社の司会者が案内してくれますので、流れに従っていけば良いということになります。喪主挨拶については一般的な文面については、葬儀会社で用意しておりますので、暗記をしなくても読み上げる形で良いと思います。

私の場合は、「喪主挨拶だけは立派にやってほしい」と母からの強い要望がありましたので、父とのエピソードを多少付け加えて挨拶させて頂きました。あとからではありますが、「長男の挨拶立派だったね」と母が言われることが多いらしく、事前に練習しておいてよかったなぁと思いました。

 

⑥の通夜振る舞いは、親族や親しい方を中心に食事を行います。コロナウィルスが蔓延してからは、お持ち帰りのお弁当を用意するケースも増えています。コロナだからといって何かを省略してしまうのは、後々後悔することにもなりかねませんので形は変わっても準備することをお勧めします。

 

4.出棺、火葬・お骨上げ

遺族や親しい方が故人様と最後のお別れをして火葬場に向かいます。顔を見ることが出来る最後の場面になりますので、どうしても涙がこみ上げてくるものです。生前愛用していた品物などをお棺に納めてもよいでしょう。但し環境配慮の観点からも、火葬場によって制限される場合がありますので係員の指示に従ってお納めするようにしましょう。私は孫からの手紙と、晩年好んで着ていた洋服を最後にお納めしました。

火葬後は係員の指示に従い近親者がお骨を拾い、骨箱にお納めします。

 

5.葬儀(告別式)

①遺族・親族一同着席

②参列者着席

③僧侶着座

④読経

⑤弔辞・弔電

⑥焼香

⑦喪主挨拶

 

通夜とほぼ同じように儀式は進行しますが、⑤に弔辞・弔電の紹介があります。順番や読み上げる件数など、司会者と事前に打合せをしましょう。私の場合はこの後に、孫から手紙を読んでもらい、最後のお別れをしてもらいました。

 

5.繰り上げ法要、会食

葬儀に引き続き、ご遺族や近親者が集まり繰り上げの法要を行います。その後お世話になった方に対してお料理で精進落としをして労を労いましょう。

 

6.自宅の後飾り

自宅に帰って遺骨を安置して後飾り祭壇の設置をします。後飾り祭壇とは四十九日(忌明け)まで設置する祭壇で、四十九日法要が終わるまで飾る祭壇の事です。葬儀会社が準備するケースが多いですが、自宅が狭いなどの場合については小さなテーブルで代用しても良いでしょう。

 

以上!それでは。